下記の日程で日和見原虫感染症についての講習会を開催致します。エイズ診療拠点各病院に限らず講習会参加のご希望があれば受け付けております。参加をご希望の方は慶應義塾大学医学部熱帯医学・寄生虫学教室 竹内 勤 (連絡先下記参照)までお申し込み下さい。
平成19年11月
拝啓
時下ますますご清栄の事とお慶び申し上げます。
さて私どもは厚生労働省のエイズ対策研究事業の一環として、「重篤な日和見感染症の早期発見と最適治療に関する研究」についての研究班を組織しております。ご承知のようにエイズの臨床面での課題は多岐にわたりますが、診断・治療の面では特に日和見感染症の扱いが問題となろうかと思います。本研究班の前身であります木村研究班ではこのような状況に鑑み、十年間前後にわたってエイズに伴う日和見感染症のうち特に原虫疾患について講習会を開催してまいりました。今年度も下記の要領で日和見原虫感染症の病態・診断等に関して、エイズ予防財団の援助により、講習会を開催致したいと思います。上記趣旨をご理解いただき、積極的にご参加下さいますよう御案内申し上げます。
敬具
1 講習内容:
エイズの日和見感染症のうち、特に原虫疾患〈アメーバ、クリプトスポリジウム、トキソプラズマ、 ニューモシステイスなど)の生物学、それらによる病態、診断法、感染疫学等に関する講義と実習(実習は原虫の形態による診断、病理標本の観察の方法などを含む予定です)
なお講義、実習は金沢大学井関基弘先生、ルイ・パスツール医学研究センター塩田恒三先生のほか、慶応義塾 大学医学部竹内 勤、浅井隆志等が担当します。
2 期日:下記のように東京で開催する事になりました。
第一回目: 慶応義塾大学医学部
平成20年2月16日(土曜日) 午後1時より講義
平成20年2月17日 (日曜日) 午前9時より実習
第二回目: 慶応義塾大学医学部
平成20年3月15日(土曜日)午後1時より講義
平成20年3月16日 (日曜日) 午前9時より実習
申し込み方法:
同封の或いは学会ホームページよりダウンロードされた申込書(Winの場合,右クリックでファイルをダウンロード保存 してください)にご記入のうえ、第1回目に関しては平成20年2月2日まで、第2回目については平成20年3月1日までに当方(慶大)あてFAX (番号は下記参照)にてお送りください。同じ回に複数の参加ご希望の場合も原則差し支えありませんが、ただ顕微鏡の数が各施設100台程度に限られていますので、一応ご承知おきください。また同一の施設から異なった方が両方に参加希望頂いても結構です。 これまでに上記講習会に参加された方が再応募されてもかまいません.積極的にお申し出でください。定員を超えない限り、特に参加採択に関しての連絡は致しませんが、集合場所、講義・実習資料など、詳細は実施日の7~10日前にお送り致します。
〒160-8582 東京都新宿区信濃町35
慶応義塾大学医学部熱帯医学・寄生虫学教室
竹内 勤
TEL: 03-3353-1211 内線62665または62666
FAX: 03-3353-5958
3 費用:講義、実習そのものの費用は不要ですが、慶大医学部までの交通費、宿泊費等は御負担下さい
厚生労働省「重篤な日和見感染症の早期発見と最適治療に関する研究」
主任研究者 安岡 彰
(国立国際医療センターエイズ治療・研究開発センター)
分担研究者 竹内 勤 (慶大医学部)
エイズ予防財団「エイズに伴う日和見原虫感染症の診断に関する講習会」
申請者 竹内 勤 (慶大医学部)