2024年度 春期理事会議事録

日本寄生虫学会 2024年春期理事会 議事録

日時 2024年3月8日 14時30分~16時30分  

会場 順天堂大学本郷キャンパス7号館11階

 

参加者 

岩永史朗、金子修、川合覚、玄学南、辻尚利、永宗喜三郎、西川義文、濱野真二郎、久枝一、 前川洋一、丸山治彦、美田敏宏、吉田裕樹、由井克之、菊地泰生

新理事:石野智子、河津信一郎、辻尚利、所正治、西川義文、野崎智義、前川洋一、丸山治彦、山本雅裕、野中成晃、後藤康之、佐藤宏、見市文香(敬称略)

 

報告事項

  1. 会員動向

(1)会員数 

事務局より、前回(2023年夏期理事会)から会員数が学生会員を中心に40名ほどの会員数増となっていることが報告された。

(2)物故会員

 以下の会員の逝去が報告された。高宮信三郎・評議員

(3)年会費納入状況

 事務局より、2023年度の年会費納入状況が金額ベースで85%であることが報告された。

 

  1. 第93回大会の概況報告

 美田敏宏第93回大会大会長より、本大会には300を超える参加者が予定されていることが報告され、準備は順調に進んでいることが説明された。企画はベストプレゼンテーション、特別企画、シンポジウム、一般演題口頭発表、ポスター発表で、演題は全部で170程度となることが説明された。

 

  1. 次期大会の準備状況(岩永次期大会長)

 岩永史朗第94回大会大会長より、2025年の大会を大阪にて実施予定で、準備を着実に進めていることが説明された。

 

  1. 小泉賞、奨励賞審査結果報告

 丸山小泉賞審査委員会委員⾧より、第71 回小泉賞には東京医科歯科大学・石野智子博士が選ばれたことが報告された。また、奨励賞は被推薦者がなく該当者なしとなることが報告された。

 

  1. PI編集・刊行状況

由井編集長より、近年のPIへの投稿状況・出版状況が報告された。2023年度は投稿数が前年度より増加傾向であること、インパクトファクター(IF)等の指標が低い状態が続いていることが報告された。

 

  1. 各種委員会報告

1)プログラム委員会

 前川理事から歴代BPA受賞者の学会ホームページ(HP)への掲載について提案があり、理事により承認された。

2)情報処理広報委員会

 コンサルテーションで「相談者から提供された画像の利用について」の学会ホームページ(HP)上での周知方法について提案されたが、文言について再度検討するとなった。英語版の学会HPの準備を今後も継続しておこなうことが報告された。学会メーリングリストと学会バンクに登録されたメールアドレス間の連携を年1回以上行う予定にしていたが、googleグループの制限から入れ替え作業が数日にわたることが判明したため作業時期を検討中であることが報告された。寄生虫学雑誌掲載論文のPDFを保存しているサーバーの管理につい現状と今後の方針について報告された。

3)学術委員会

岩永理事より日本医学会若手リトリートの実施状況について報告され、その概要についてはHPのニュースとして掲載することになった。

4)教育委員会

 辻理事から寄生虫標本作製支援事業の支出について報告された。

 

  1. 会員情報管理等の学会バンクへの移行について

 事務局から、学会バンクの利用状況について報告があり、今後の課題と対策について報告された。

 

審議事項

1. 財務関係

事務局より、2023年度の収支決算について説明があった。より詳細な資料とともに、平井誠、吉田彩子両会計監事の監査を2024年2 月に受けたことが報告された。全体として年間約150万円の赤字になっていること、財政緊縮とともに会員数・年会費納入率の増加努力を行う必要があることが説明された。

事務局より、2024 年度の予算案が示され、理事会に承認された。また、支部大会・研究会の補助金が近年増加していることから、他学会と合同大会とする場合は寄生虫学会員の演題のみを助成対象とすることが前年度理事会で合意されていることが説明され、今年度から新ルールで実施することで合意された。

2. 名誉会員、終身会員、評議員の推薦について

理事長から今年度はいずれの会員区分も推薦がなかったことが説明された。

 

3. 理事選挙実施規程の変更について

 事務局より、学会事務デジタル化の一環として、電子媒体による理事等選挙を実施するため、現在の規程を改変する必要があることが説明された。事務局から改訂案が示され、一部の文言を修正することを条件として、改訂が理事によって承認された。

 

新理事による審議

丸山新理事が議長に立候補した。議長から、次期理事長、委員会担当理事を互選によって決定することが説明され、意見交換の後、丸山新理事が理事長(2期目)となることが決定した。

その他、委員会の担当理事は以下の通り。

プログラム委員会 (担当理事:前川洋一)

※機関誌運営委員会 (担当理事:丸山治彦)

学術委員会 (担当理事:山本雅裕)

用語委員会 (担当理事:佐藤宏)

教育委員会 (担当理事:辻尚利)

国際交流委員会 (担当理事:後藤康之)

情報処理広報委員会 (担当理事:所正治)

倫理委員会・利益相反委員会 (担当理事:石野智子)

日本医学会評議員(担当理事:丸山治彦)、日本医学会連絡委員(担当理事:野崎智義)

 また、平井誠会計幹事が任期終了のため、新幹事として、清水少一評議員が推薦され、理事により承認された。

 

以上