2023年度 夏期理事会議事録

日本寄生虫学会 2023度夏期理事会 議事録

 

日時: 2023年9月26日 13時30分~

場所: オンライン

出席者: 岩永史朗、金子修、川合覚、玄学南、辻尚利、永宗喜三郎、西川義文、濱野真二郎、久枝一、 前川洋一、丸山治彦、美田敏宏、吉田裕樹 (zoom)(50音順)由井克之(機関誌編集長)、菊地泰生

欠席者:玄学南

 

報告事項

  1. 会員動向

(1)会員数 

事務局より、前回(2023年春期理事会)から会員数に大きな変化がないことが報告された。

(2)年会費納入状況

 事務局より、2022年度および2023年度の年会費納入状況がそれぞれ金額ベースで86%と64%であることが報告された。

 

  1. 次年度大会の準備状況

 美田敏宏第93回大会大会長より、2024年の大会を3月8~10日に順天堂大学キャンパスにおいて、全面対面で開催することが説明された。また、ICD講習会は申し込み期限が本年1月末であり、間に合わず今回は開催しないが、シンポジウムと特別講演の準備を着実に進めていることが説明された。演題については例年通り、BPA、一般公演、ポスター発表を設定し、合計で180題程度を想定していることが示された。

 

  1. Parasitology International (PI) 編集・刊行状況

由井編集長より、近年のPIへの投稿状況・出版状況が報告された。2023年度は投稿数は昨年並みであるがRejectionの割合が高く、掲載予定論文が減少しておりエルゼビアから改善を求められていること、インパクトファクター(IF)等の指標が減少傾向であることが報告された。Rejectionの割合が高くなったことについて質問があり、今年前半は体裁の整っていない論文が多く投稿されたことが原因の一つであることが説明された。

 

  1. 各種委員会報告

(1)情報処理広報委員会

 金子理事より、情報処理広報委員会に慶応大学の三木田博士が新たに委員として就任することが報告された。また、コンサルテーションで「相談者から提供された画像の利用について」の学会員および相談者への周知を学会ホームページ(HP)上で行うことについて金子理事より提案があり、理事により同意された。具体的な周知方法、文言については今後検討するとなった。また、英語版の学会HPを準備中であること、メーリングリストへの参加方法と投稿方法についての注意書きについてHP上に掲載することが提案され、理事によって同意された。

 

(2)用語委員会

 Mesocestoides vogaeの和名検討状況について報告された。

 

  1. その他

事務局から学会バンクとの契約完了と現在の作業状況について報告された。

 

審議事項

1.PI誌運営について

 由井編集長から現エディターのK. F. Hoffmannの今年度での退任に伴い、後任を早急に決定する必要があることが示され、今後、各理事が心あたりのある研究者に連絡を取り、候補を絞っていくことが同意された。また、機関誌運営委員会の委員を全員PI誌のEditorial Boardに加えることが提案され、本人が同意すれば加えることが理事会で承認された。

 

2.プログラム委員会細則改定について

 前川理事より、プログラム領域の偏りを低減するため、現行の4領域を再編して、6領域とすることが提案され、理事会によって承認された。また、再編に伴い、委員の選出を現行の4演題領域単位から、6つの研究領域単位から行うことにすることが提案された。金子理事から、各新領域の名称について再検討の必要性が提言された。また、研究領域と演題募集領域の関係性について複数の理事から質問があり、委員の選出方法と演題領域の設定について、プログラム委員会で再検討することとなった。

 

3.選挙管理委員会の設置について

 理事長から今年度行われる理事等選挙の選挙管理委員会の設置について説明があり、濱野理事が選挙管理委員長に指名された。選挙管理委員2名は、理事の中から選挙管理委員長が指名することとなった。また、今回の選挙をオンライン投票にて行うことが提案されたが、理事選挙実施規程の改訂とそれについての総会での承認と周知が必要であることが意見され、オンライン投票が可能になるように速やかに理事選挙実施規程を改訂する方針が理事会により承認された。