日本寄生虫学会 2023年度総会議事録
日時 2023年3月30日 12時00分～
場所 金沢歌劇座 1階ホール
報告事項
- 会員動向
（１）会員数
事務局より、前回（2022年夏期理事会）から学生会員を中心に30名ほどの会員数増になっていることが報告された。
（２）年会費納入状況
事務局より、2021年度および2022年度の年会費納入状況がそれぞれ金額ベースで78%と73%であることが報告され、遅延なき納入のお願いがなされた。
（３）物故会員
丸山理事長より、以下の会員の逝去が報告された。佐藤淳夫・名誉会員
- 2023年大会の状況
吉田栄人大会長から、本大会は新型コロナウイルス感染症対策を行いながら、会場とリモート参加のハイブリッド形式で実施していることが説明された。350名を超える参加者があり、191演題の発表があることが報告された。企画はベストプレゼンテーション、特別企画、シンポジウム、大会長講演、一般演題口頭発表、ポスター発表を行うことが説明された。
- 2024年大会の準備状況
美田敏宏第93回大会大会長より、2024年の大会を3月に東京にて実施予定で、準備を着実に進めていることが説明された。
- 小泉賞、奨励賞審査結果報告
丸山小泉賞審査委員会委員⾧より、第70 回小泉賞には順天堂大学・美田敏宏博士が、第32 回奨励賞にはウメオ大学・石﨑隆弘博士が選ばれたことが報告された。
- Parasitology International 編集・刊行状況
由井編集長より、近年のPIへの投稿状況、出版状況が報告された。2022年度は投稿数が減少していること、インパクトファクター（IF）等の指標がやや減少傾向であり、総説や特集号を企画することの必要性が説明された。会員より、エルゼビアとの契約更新について、その可否を含めた議論の進捗状況について質問があり、それに対して理事長から本件については次期理事会での検討事項とさせていただきたい、との回答があった。
- その他
会員より、2023年4月21-23日に東京で開催される第31回日本医学会総会への学会としてのコミットメントと、2023年4月1-30日に東京行幸地下ギャラリーで展示される日本医学会加盟学会による学会紹介展示パネルについての質問があり、理事長から、理事長が総会に出席すること、また、寄生虫学会からも展示パネルを出しているとの回答がされた。
審議事項
- 名誉会員、終身会員、評議員の推薦について
丸山理事長より、名誉会員として小林冨美惠終身会員（推薦人：久枝一理事、濱野真二郎理事）、終身会員として、福本宗嗣評議員（推薦人:大槻均評議員）、評議員として、森本徳仁会員（推薦人：加藤大智評議員、濱野真二郎評議員）、矢幡一英会員（推薦人：鳥居本美評議員）、白藤梨可会員（推薦人：西川義文評議員）の推薦があり、総会前日の理事会で承認されたことが報告され、評議員会・総会から承認された。総会前日の理事会で承認されたことが報告され、評議員会・総会から承認された。
- 財務関係
- 2022年度決算・監査
事務局より、2022年度の収支決算について説明があった。より詳細な資料とともに、平井誠、吉田彩子両会計監事の監査を2023年3 月に受けたことが報告された。全体として年間約100万円の赤字になっていること、財政緊縮とともに会員数・年会費納入率の増加努力を行う必要があることが説明された。総会前日の理事会で承認されたことが報告され、評議員会・総会から承認された。
- 2023年度予算案
事務局より、2022 年度の予算案が示された。総会前日の理事会で承認されたことが報告され、評議員会・総会から承認された。
３. 会員情報管理等の学会バンクへの移行について
事務局より、事務局業務のスリム化とDX化のため、一部の事務局業務（会員情報管理・年会費徴収・選挙）に「学会バンク」クラウドシステムを利用することが提案された。学会バンクシステムの概要と、本サービス利用による学会および学会員にとっての利点について詳しく説明がなされた。さらに、学会員にとって大きな変化となる年会費支払い方法について、今後は原則クレジットカード決済となること、手数料が現行の郵便振替よりも高額になることが説明された。オンライン選挙システムは既に試用して大きな問題がなかったことが説明された。今後の導入スケジュールとして、今年度初旬の会員情報の学会バンクシステムへの移行、今年度末の選挙、来年度の年会費徴収を本システムを利用することが提案された。総会前日の理事会で承認されたことが報告され、評議員会・総会から承認された。