日本寄生虫学会 2022度春期理事会 議事録
日時 2022年5月27日 15時30分~
場所 とかちプラザ・特別会議室ハイブリッド
出席者 岩永史朗、金子修、川合覚、玄学南、辻尚利、永宗喜三郎、濱野真二郎、久枝一、 前川洋一、丸山治彦、美田敏宏、吉田裕樹(50音順)
オブザーバー:名和行文(機関誌編集長)、菊地泰生(庶務委員)
麻田正仁(大会事務局長)、吉田栄人(次期大会大会長)
報告事項
- 2022年度大会の状況
麻田大会事務局長から本大会は、新型コロナウイルス感染症対策を行いながら、会場とリモート参加のハイブリッド形式で実施していることが説明された。
- 会員動向
(1)会員数
事務局より、前回(2021年夏期理事会)から会員数に大きな増減がないことが報告された。
(2)物故会員
事務局より、以下の会員の逝去が報告された。藤田紘一郎・評議員、伊藤亮・評議員、大友弘士・名誉会員
(3)年会費納入状況
事務局より、2021年度および2022年度の年会費納入状況が報告された。
3. 2023年大会の準備状況
吉田栄人・第93回大会大会長より、2023年の大会を3月に金沢にて実施予定で、準備を着々と進めていることが説明された。
4.小泉賞、奨励賞審査結果報告
丸山小泉賞審査委員会委員⾧より、第69 回小泉賞には長崎大学・濱野真二郎博士が、第31 回奨励賞には愛媛大学・長岡ひかる博士が選ばれたことが報告された。
5. Parasitology International (PI) 編集・刊行状況
名和編集長より、本大会総会後に編集長を長崎大学由井教授に正式に交代することが報告された。インパクトファクター(IF)は増加したが、コロナ禍のため他雑誌も軒並みIFの上昇があり、PI誌のParasitology分野でのランクはQ3(50-75%)のまま変わっていないこと、Q2(25-50%)へのランクアップが雑誌の学術的価値、Elsevierとの有利な契約に重要であることが説明された。
6. 各種委員会報告
(1)プログラム委員会
美田担当理事より、一部の委員への負担の偏りを低減するための内規改訂の提案がなされ、次期理事会までに文言の検討を行うことが報告された。また、担当理事を前川理事に交代することが承認された。
(2)情報処理広報委員会
金子担当理事より、ホームページデータを長崎大学サーバーから外部レンタルサーバーに移転する件について、この後行われる情報処理広報委員会で検討する予定であることが説明された。
(3)用語委員会
吉田担当理事より、日本医学会分科会用語委員会にて、優性・劣性の表現を顕性・潜性に変更する答申がなされたことが説明された。5年程度の併記期間を設けて移行する。
審議事項
- 財務関係
(1)2021年度決算
事務局より、2021 年度の収支決算について説明があった。より詳細な資料とともに、平井誠、吉田彩子両会計監事の監査を2022 年5 月に受けたことが報告された。今年度は事務局移転、銀行口座移転の影響で、PI誌刊行料等への支払いが年度をまたいでおり、例外的な決算となっていることが説明され、理事会に承認された。
(2)2022年度予算案
事務局より、2022 年度の予算案が示され、理事会に承認された。
2. 名誉会員、終身会員、評議員の推薦について
事務局より、名誉会員として名和行文評議員(推薦人:丸山治彦理事、濱野真二郎理事)、終身会員として、野呂瀬一美評議員(推薦人:彦坂健児評議員)、評議員として、松崎素道会員、稲岡ダニエル健会員、城戸康年会員(いずれも推薦人:北潔評議員)の推薦があったことが報告された。これらの推薦は理事会により承認された。
- 図説人体寄生虫学における誤植について
丸山担当理事より、図説人体寄生虫学の誤植の指摘があったことが説明され、次回改訂までに対応することが、理事会に承認された。
4. 桂田賞の移管について
丸山理事長により、(財)日本寄生虫予防会が所管する桂田賞について、日本寄生虫学会事務局への事務移管の要請があることが説明され、次期理事会で詳細を検討することが、理事会に承認された。