平成21年度 夏期理事会議事録

平成21年度夏期理事会議事録

開催日:平成21年9月1日
開催地:東京医科歯科大学医歯学総合研究棟1期棟カンファレンス室1

出席者:五十嵐郁男、片倉賢、太田伸生、狩野繁之、松岡裕之、木村英作、高橋優三、鳥居本美、金澤保、平山謙二(順不同、敬称略)
欠席者:北潔、野崎智義、中西憲司(順不同、敬称略)
オブザーバー:名和行文(PI編集長)、長安英治(PI編集庶務委員)、伊藤亮(次期大会長)、中尾稔(次期大会事務局長)、赤尾信明(庶務委員)(順不同、敬称略)

太田理事長より、出席者数が定足数を満たしており、理事会が成立したことを確認した旨の発言があり議事に入った。

1.前回春期理事会の議事録内容について確認の上、承認した。

2.会務報告

  • 平成21年8月31日現在の日本寄生虫学会会員数の会員種別内訳ならびに4月1日以降の入会退会会員数、物故名誉会員について、赤尾庶務委員より報告があった。
  • 太田理事長より、稲臣名誉会員とマヒドン大学熱帯医学部初代学部長故Chamlon Harinasuta氏の葬儀に当たり、日本寄生虫学会として弔電とともに供花を送った旨報告があった。
  • 前理事会からの申し送り事項となっていたエルゼビア社に支払うべきPI雑誌代金については、前事務局での処理方法を踏襲し、特別会計口座から支払うこととし、残金を一般会計口座に入金することとした。

3.PIオンラインアクセス

  • 7月8日にPIのオンラインアクセスを開始したことと、それに伴う全会員に対して新規会員番号を割り振ったことが赤尾庶務委員から報告があった。新会員番号を検索するためのシステムを情報処理委員会と相談の上構築し、メーリングリストを介して全会員に周知した。また、オンラインアクセス後の会員からの問い合わせ内容についても報告があり、現在は順調に実施されている旨発言があった。

4.PI編集関係

名和PI編集長から編集に関して以下の説明があった。

  • PI編集長は編集作業に専念することとし、エルゼビア社との価格交渉などについては理事会などで対処することを条件に編集長に就任した。
  • エルゼビア社からPIが発行されるようになり、寄生虫学会会則中の編集関係の条文内容が実態に合わなくなってきているので、会則との整合性がとれるよう会則の改正をお願いする。
  • 現在新しいEditorial Boardの編成を終え、新しく9名の編集委員を任命した。この件に関しても、現行の会則規定に触れる事項も含まれるので、今後実態に合うように会則の改訂を理事会で検討していただきたい。
  • 会則については、現状に即した改訂を行うよう至急たたき台を作製する(太田理事長)。
  • 論文投稿および編集状況について、長安編集庶務委員から報告があった。
  • 現在、アクセプトされた論文は1週間以内にオンライン掲載されている。また、アクセプトまでの平均日数は85日である。
  • 編集長の3人は対等の立場で編集作業を行っているので、Editors-in-Chiefという名称を使用することにした。外国人編集長の2名については本会の会員ではないので、日本寄生虫学会のオフィシャルジャーナルのチーフエディターとして非会員が当たっていることの是非について、会則の改訂も含め今後検討する必要があるとの発現があった。

5.各種委員会報告

用語委員会(片倉理事)

  • 1994年にまとめられた「和名表」について、これの改訂作業を現在行っており、本年度中に「新和名表」として公表するよう準備中である。この「新和名表」に採録されるものは655種になり、旧版の236種に比べて大幅に増加する予定である。これは人体寄生虫のみならず実験動物関係、獣医領域、水産領域の寄生虫をも網羅するためである。

国際交流委員会(狩野理事)

  • 来年メルボルンで開催予定のICOPA�について広報依頼が来れば対応したい。

プログラム委員会(狩野理事)

  • 春の総会終了後プログラム委員会を開催した。次期回大会長からBPAを次回総会でも実施する予定であることが報告された。また、受賞者の選出方法等については大会長の意向も尊重することが了承された。

教育委員会(高橋理事)
寄生虫学会で扱う内容の再編成に関する以下の提案があった。

  • 寄生虫学は、過去、とても先進的な統合カリキュラムであった。これからも先進的な統合カリキュラムであり続け、医師となる学徒の素養形成に役立てるためには、寄生虫学周辺の学問を、これからのニーズに応じたテーマで、統合・再編成すべき時期が到来している。この考えに基づき、寄生虫学会は、医学部で教えるべき内容について、吟味し、具体的に提案すべき。
  • 以上の提案について理事会として意見を交換し、寄生虫学会として高橋提案を支持していくことが了承された。

6.国際微生物学協会連合大会IUMS2001について

  • 国際微生物学協会連合大会準備会議に出席した野崎理事(欠席)から、資料配付があり、これをもとに検討した。
  • 寄生虫関連のシンポジウムが3題企画されているが、学会分担金との関わりもあり、寄生虫学会としての参加には慎重にありたい(太田理事長)。

7.大会関係
第79回大会について、伊藤亮大会長から以下の報告があった。

  • 平成22年5月20日と21日に、旭川市大雪クリスタルホールを会場に開催する。19日にはサテライトミーティングを、会場に近接する神楽市民交流センターで行う。
  • 財政難のため、参加費と懇親会費の値上げをお願いしたい。この点に関して、中尾大会事務局長から、大会必要経費と支出に関するシミュレーションによる説明があった。
  • BPAを実施する。候補演題を6題とし受賞演題は1題選出する。この点に関しては、今後プログラム委員会と充分協議の上、決定してもらいたいと理事から発言があった。BPAの参加資格は平成22年5月20日現在で36歳以下の会員とし、過去にBPA受賞歴のない会員に限る。
  • ワークショップを実施する。理事からは、ワークショップとシンポジウムの違いを明確にするためにも、その成果についてはPIにreview articleとして掲載できるよう座長に要請するよう理事から発言があった。
  • 使用言語については、日本語・英語いずれも可とするが、外国人参加者の利便性も是非考慮して欲しいと理事から追加があった。
  • 演題登録は第78回大会と同様UMINを利用し、12月末に登録締め切り、平成22年1月末までにプログラム委員会による一般演題の構成と座長のとりまとめをお願いしたい。

8.その他
会員名簿の発行について

  • 前回の会員名簿発行から7年が経過し、最新の情報を盛り込んだ会員名簿を作成したい旨の発言が太田理事長からあった。協議の結果、発行の必要性については賛意が得られた。しかし、その発行形態については従来の紙媒体での発行を継続するのか、HPから名簿をダウンロードあるいは検索可能な形態での利用にするかについて種々議論があり、名簿に掲載する項目を含め次回理事会までの検討事項とすることとした。

会則にある会員種別の整理について

  • 現在、正会員については評議員と正会員とを区別しているが、これに学生会員を含め、学生会員は「会費をディスカウントされた正会員」という位置づけにしてはどうかという提案があった。これを含め、会員種別の整理については、会則の改訂に会わせて整理することが了承され、そのたたき台を早急に作成することとした。
  • 長期会費滞納会員の取扱について協議され、連絡不能会員については除籍を含め対応することが了承された。
  • 前理事会からの申し送り事項である「功労会員」設置の案件についてはさらに検討することとした。
  • 太田理事長から、日本医学会関連の医学雑誌研究委員会に関する報告が行われた。