2019年度 夏期理事会議事録

日本寄生虫学会 2019年度夏期理事会 議事録

 

日時 2019年8月9日(金) 12時~16時30分

場所 東京大学本郷キャンパス内

医学部教育研究棟 第5セミナー室

 

出席者:岩永史朗、金子 修、狩野繁之、川合 覚、河津信一郎、野崎智義、濱野真二郎、久枝 一、美田敏宏、由井克之、吉川正英(五十音順)

オブザーバー:名和行文(機関誌編集長)、渡邊洋一(庶務委員)

欠席者:玄 学南、平山謙二

 

報告事項

  1. 会員動向

事務局より、会員動向について、報告があった。

  1. 会計関連
    • 年会費支払い状況

事務局より、8月初め時点で、70%強の年会費支払いがあったことが報告された。これは、昨年度の年度末時点の68%を上回っている。昨年度は事務局の移動のため、会費請求を7月末に行ったのに対して、本年度は3月に会費請求を行った。

  • 一般会計の推移

事務局より、一般会計の推移について説明があった。現状の年会費支払い状況では、赤字で続く予想である。そこで、事務局と美田理事によりさらに精査することになった。

  • 2019年大会で発表を行った、学会未入会者の入会状況について

事務局より、2019年3月に開催された寄生虫学会大会の演題発表予定者の中に、学会未入会者がいたことが、春期理事会にて報告された。その後、実際に発表を行ったと思われる該当者29人に対して、事務局より照会を試みたところ、24人が年会費納入を含む入会手続きを終了した。残りの5人についても、引き続き手続きの終了を促す予定である。2020年度大会でも、演題登録時に発表者は学会員でなければならないことを明記した上で、同様に対応する。

  1. 来年度大会の準備状況

来年度寄生虫学会大会の事務局長である河津理事より、大会の準備状況について説明があった。春期理事会の報告以降の追加事項として、大会テーマ(「ワンヘルス 地球規模での挑戦」Global Challenge for One Health)、日程(2020年5月30日、31日、前日:各種会議、研究会、1日目:BPA、特別講演、シンポジウム、評議員会・総会、一般講演、ポスター発表・討論、懇親会、2日目:一般講演、シンポジウム、大会特別企画)、会場の使用方針(3会場で講演、演題数によってはもう一部屋の使用も検討)ベストプレゼンテーション(BPA)賞(5-6題)、特別講演(Prof. G. Palmer, Washington State University)、シンポジウム(1. Global Challenge in Parasitology, 2. Frontier Lecture in Parasitology)一般講演(120題程度を予想)、ポスター発表(60題程度を予想)、懇親会(近隣の帯広市南公園でガーデンパーティ)、大会特別企画(ばんえい競馬、競馬場-講演会場間はバスで送迎予定)、大会ホームページ(2019年9月〜10月開設予定)などについて紹介があった。

  1. PI編集・刊行状況

名和編集委員長より、本年6月時点での状況が報告された。年間投稿数が約400件、受理25%、リジェクト60%(編集長段階で40%、審査段階で20%)、オープンアクセス数2(受理された論文の2%、2019年)、国別投稿数、インパクトファクター、分野別雑誌ランキング(同分野37雑誌中、19位、Q2からQ3へ)などが紹介された。投稿/編集者/審査員用システムがイーバイスからエディトリアルマネージャーに移行中。論文番号は投稿直後につけていたのを、編集者決裁が終わるまでつけなくなった。特集号編集の進行状況が紹介された。特集号編集者候補、総説執筆者候補の紹介、論文投稿料の導入、掲載論文のフルオープンアクセス化などについて今後検討していく。

  1. 各種委員会報告
  • 情報処理広報委員会関連

由井担当理事より、寄生虫学会雑誌オンライン公開事業について、経緯の説明があった。業者による雑誌論文のpdfファイル化およびシステムの構築が終わり、担当業者への支払いを行った。2019年6月に論文の著者にあてて著作権放棄についての連絡を、学会メーリングリストおよび学会ホームページでの掲示により行った。今後、公開準備を、9月に学会サーバーが設置されている長崎大学熱帯医学研究所にて行い、動作確認後、2020年1月より公開する予定である。システムの詳細については、実務を担当している情報処理広報委員より次期理事会にて説明する。

  • 教育委員会関連

川合担当理事より、教育用寄生虫標本支援事業についての説明があった。昨年度採用された6件に対して、本年度、標本作製を依頼している。作製された標本(各100点)は目黒寄生虫館に送付、そこから希望者へ有償配布される。この点数(100点)は学会から目黒寄生虫館への利益供与とならない範囲ということを同館の公認会計士が判断している。次の公募は2020年度に行う予定である。

  • プログラム委員会関連

美田担当理事より、3月に開催されたプログラム委員会の協議事項が報告された。また、2019年度の大会事務局からのフィードバックが紹介された。英語化をどこまですすめるか、領域分けが困難な演題、口頭演題数の領域振り分け、座長選定、口頭演題選考などの時間が限られていたこと、BPA落選演題の取扱、プログラム委員長としての大会長の裁量の範囲などがフィードバック課題として挙げられた。

  • 学術委員会関連

岩永担当理事より、文科省より、研究段階におけるゲノム編集技術の利用により得られた生物の使用等への対応について留意事項の通知があり、学会員への周知が求められたことが報告された。周知のための文案の提案があり、若干の変更の上承認された。また、日本医学会連合第2回Rising Starリトリートの開催について、寄生虫学会が幹事学会の一つとなる予定であることが報告された。

  • 国際交流委員会関連

濱野担当理事より、2020年度に開催される国際微生物学連合(IUMS)およびInternational Congress for Tropical Medicine and Malaria (ICTMM)の参加に対する、支援事業の有無について、協議して行くことが報告された。

  • 「図説人体寄生虫学」編集委員会関連

吉川担当理事より、12月に改訂第10版の最終原稿が完成予定であることが報告された。

 

  1. その他
    • ICD関連

狩野理事より、2018年度は寄生虫学会からのICD新規認定者は無かったこと、登録学会中、新規認定者の無かったのは、寄生虫学会ともう一つだけだったことが報告された。

  • 日本医学会総会関連

狩野理事より、4年に1度開催される日本医学会総会における、寄生虫学会のあり方について検討してほしい旨、求められた。

 

審議事項

  1. 2020年度大会の演題情報・プログラムの取扱について

UMINの様式で入力された大会演題要旨の情報を、従来の大会事務局は見やすくするための加工を行った後、プログラム委員に回覧していたが、次回2020年度大会では、この情報の加工の手間を省くため、入力された情報そのままをプログラム委員に回覧することが提案され、了承された。

  1. 2021年度大会長の推薦

理事長より、吉川理事を2021年度大会長として推薦したいとの申し出があり、承諾された。

  1. 名誉会員の推薦について

吉川理事より有薗直樹評議員の、また、岩永・吉川両理事から鎮西康雄評議員の、それぞれ名誉会員への推薦があり、評議員会への推挙が了承された。また、名誉会員推薦内規について文面の変更について提案があり、後日、メール審議されることになった。

  1. 支部大会・研究集会への支弁について

支部大会・研究集会への支弁の方法について、固定分と毎年変動する演題数に応じて変化する部分からなることが、改めて確認された。

  1. 学会事務局の固定について

事務局の引き継ぎごとの事務手続きの滞りや将来の学会の法人化等を考慮すると、学会事務局の固定化が望ましいが、それを実現するための種々の負担を十分検討する必要があることが確認された。