「医療機関向けコンサルテーション」へ質問のあった項目のうち,よくある質問とその回答を掲載します。コンサルテーションする前に一度はご覧下さい。
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回答1:
再発を繰り返すなら、
という点を確認の上、メベンダゾールを使われると良いと思います。
回答2:
投与方法がはっきりしませんが,一般的には、コンバントリンを3回投与を薦めております。しかし、各回の投与間隔は2から3週間の間隔を置くこととしております。
即ち、コンバントリンは成虫に対しては非常に有効であるが、幼虫に対しては効果が期待できないことによります。1回目の投与で成虫は殺せたとしても幼虫は生存していることを推測します。2から3週目に再投与しますと、1回目の頃に幼虫であったものが成虫となっており殺滅出来ます。さらに2-3週目に3度目の投与を行います。これは、それまでの経過をすり抜けるような現象を想定しての投与と考えております。
コンバントリン耐性株の存在も一部懸念されているが,確証はありません。服用は正しくても、本当に治療を失敗しているのならば、他からの再感染を考えるのが適当ではないでしょうか。やはり、家族内再感染を考え、家族の協力で全員の検査を行い、一緒に駆虫剤の服用を薦めるのが良いのではと思います。それでも、問題があるとすると、感染源をもっと克明に調べてみることが必要なのではないでしょうか。
勿論、回答1に書かれておりますように、メベンダゾールを使用するのも方法ではあると思います。しかし、ちなみにこれは保健適応外です。
蟯虫に感染しているからと云ってプール水泳を禁止する必要はありません。蟯虫卵が感染児童のお尻から遊離して、他の児童の口に入る確率は極めて低いと考えられます。
心配するなら、保虫児童は水泳のある日の朝に、良く肛門周囲をシャワーで洗い流しておくだけで十分です。アタマジラミについても同様で、厚生省統計でもアタマジラミの感染の場としてプールは極めて少ないとされています。むしろプール水泳を禁止することによる「いじめ」「差別」などの問題のほうがおおきいのではないかとおもわれます。