「医療機関向けコンサルテーション」へ質問のあった項目のうち,よくある質問とその回答を掲載します。コンサルテーションする前に一度はご覧下さい。
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回答1
治療法は「日本における寄生虫学の研究6」の中で山田稔先生が記載してあります、
メトロニダゾール(2~2.25g/day,分3,3~5 )又はチニダゾール(同量)を、担当医師にお伝えして駆虫の判断はおまかせしております。ただ、下痢などの症状がある患者に対しては症状の改善効果があるようですが、無症状者に対して虫体を消失させるまでの効果はほとんど無いように思われます。
回答2
無症状のことが殆どですが、これが見つかって下痢を起こしている症例につき、メトロニダゾールを使ったところ、プラセボ群に比べて下痢の改善が有意であったことから、下痢を起こすことはありうるとの結論でした(下記)。ただし、プラセボでも下痢が改善し、原虫が検出されなくなった例もあります。
問題は、今回のような無症状の症例につき、そのために将来下痢を発症することがあるかどうかですが、この判断材料となるデータは知りません。