日本寄生虫学会 2024評議員会度総会議事録
日時 2024年3月9日 12時20分~
場所 順天堂大学本郷キャンパスB101講堂
報告事項
- 会員動向
(1)会員数
前回(2023年夏期理事会)から学生会員を中心に40名ほどの会員数増になっていることが報告された。
(2)物故会員
丸山理事長より、以下の会員の逝去が報告された。高宮信三郎・評議員
(3)年会費納入状況
2023年度年会費納入状況が金額ベースで85%であることが報告された。
- 2024年大会の状況
美田大会長から、本大会には、330名を超える参加者があり、172の演題があること、企画はベストプレゼンテーション、招待公演、シンポジウム、一般演題口頭発表、ポスター発表を行うことが説明された。また、本大会には託児所の設置がありすでに8件の利用があることが報告された。
- 2025年大会の準備状況
岩永史郎第94回大会大会長より、2025年の大会を3月18~19日に大阪にて実施予定で、準備を着実に進めていることが説明された。
- 小泉賞、奨励賞審査結果報告
丸山小泉賞審査委員会委員⾧より、第71回小泉賞には東京医科歯科大学・石野智子博士が選ばれたことが報告された。
- Parasitology International 編集・刊行状況
由井編集長より、近年のPIへの投稿状況・出版状況が報告された。アジア地域からの投稿増加に伴いエディターの担当地が変更されたこと、2023年度は投稿数が前年度より増加傾向であること、インパクトファクター(IF)等の指標が低い状態が続いていることが報告された。
- 会員情報管理等の学会バンクへの移行について
事務局から、学会バンクの利用状況について報告があり、今後の課題と対策について報告がなされた。会員へのお願いとして、学会バンクの運用のため、会員メール情報の更新、インターネットを利用できない会員や日本語を理解しない会員への、周辺会員からのサポートがお願いされた。
審議事項
1. 財務関係
理事長より2023年度の収支決算について説明があった。全体として年間約150万円の赤字になっていることが報告され、学会財政の緊縮を行う方針が示され、会員への年会費納入の要請がなされた。また、支部大会・研究会の補助金が近年増加していることから、他学会との合同大会とする場合は寄生虫学会員の演題のみを助成対象とすることが前日の理事会で承認されていることが説明され、それに基づいた2024 年度の予算案が示された。会員から「まだ会員でない学生」への補助金について質問があり、理事長から発表に責任をもつ者が寄生虫学会員である場合は助成するように運用することが回答された。
2023年度の収支決算、2024 年度の予算案、支部大会・研究会の補助金について全会一致で承認された。
2. 名誉会員、終身会員、評議員の推薦について
理事長から今年度はいずれの会員区分も推薦がなかったことが説明された。
3. 理事選挙実施規程の変更について
事務局より、学会事務デジタル化の一環として、電子媒体による理事等選挙を実施するため、現在の規程を改変する必要があることが説明された。事務局から改訂案が示され、全会一致で承認された。