平成20年日本寄生虫学会 春期理事会 議事録
平成20年4月2日、長崎大学医学部ポンペ会館
出席者(順不同、敬称略): 青木克己大会長、竹内 勤、野崎智義、片倉 賢、伊藤 亮、藤崎 幸蔵、鳥居本美、狩野繁之、今井壮一、木村栄作、有薗直樹、中西憲司、宮平 靖(庶務担当)
欠席:渡辺直煕、高岡宏行、名和行文
開会に先立ち、第77回寄生虫学会大会長 青木教授へ謝意を表し、理事会の成立,及び前回議事録を確認
1. 77回大会概況報告(青木大会長)
小泉賞選考過程、結果について,及び学会奨励賞の選考過程、結果について報告があった。併せて
小泉賞選考規定、奨励賞選考規定は現状に必ずしもそぐわなくなっていると考えられるとの指摘が大会長よりあった。
2.第78回大会準備報告
青木78回大会長が欠席のため、準備状況を文書に基づいて竹内より報告した。基本的には、理事会の意見を狩野委員長を中心に、プログラム委員会において検討し、更にプログラム委員会と大会事務局と連携のうえ、詰めることで了承された。
理事会においては,概略以下のような意見が提出された。
- 大会の講演様式が全てポスターでよいのか?むしろこれまでのスタイルと同様、口頭発表を多く取り入れてもらいたい。
- 特別講演(招聘講演)の内容の見直しなど。
- BPAの方式の改善をも検討されたい。
3. 第79回および80回大会について
- 第80回(2011)渡辺慈恵医大で決定。
- 第79回は旭川医大の伊藤亮教授にお願いする事を承認。評議員会に提出することとした。
4. 会務報告
会員数の推移について竹内より以下のように報告があった。
- 2007年1月1日 758名
- 2007年12月31日 807名
学生会員数が大幅に増えたことによるもので,従って大学院生を抱えている方々は、大学院終了後も引き続き学会に止まるよう進めてもらいたい旨、竹内より発言があった。
5. 財政関係
- 会費納入率が10%ほど下がっているが、追加請求をするのが遅れてしまったためと思われる。3月31日までの納入率では平成18年度並の納入率は確保できる見込みである事が竹内より報告された。
- 平成19年度特別会計、一般会計収支決算報告書
特別会計と一般会計の報告が竹内より行われ、会費への対応について種々議論が行われたが、諸事情を勘案し、評議員のみ平成20年度会費から2,000円の値上げを評議員会に提示する事で合意した。これに関連し,大会補助を50万円とすることも了承され、評議員会に提示する事となった。Editor Feeについては,当面学会収入とさせて頂きたいが、Chief Editorの判断にもよることが竹内より述べられた。 - 標記について、会計監事の承認を得ている旨の報告があった。
6. PI編集関係
- 有薗編集委員長よりParasitology International発行状況について報告があった。
- 有薗委員長より、新契約案の内容について説明があり、Benefitsとするジャーナルなどについて議論が行われ、有薗委員長よりエルゼビアと交渉する事で了承。
- 有薗委員長より,今後100部のPIハードコピー配布の方針を説明、名誉会員、団体会員への30部は優先。残り70部は、希望調査とすることで了承。
7. 新評議員推薦
自治医大の吉田栄人氏、名古屋大の大野民生氏を評議員会に推薦する事を了承。
8. 会計監事推薦
小林富美恵氏(杏林大学)、齋藤あつ子氏(神戸大学)の継続任用を承認。
9. 各委員会報告
- 日本医学会評議員会における学会の区分けについて,渡辺担当理事よりの文書に基づいて竹内より報告。
- プログラム委員会活動報告が狩野理事よりあった。特にICTMのTravel Grantの再公募について提案があり,了承した。
- 教育委員会に関する報告が高橋委員長の文書に基づいて竹内よりあった。
- 用語委員会に関する報告が倉持委員長からの文書に基づいて竹内より行われ、今井理事からも補足説明があった。
- 情報処理、広報委員会の活動について、名和担当理事からの文書に基づき、竹内より報告された。
- 学術委員会について、野崎担当理事より報告がなされた。特に、遺伝子組み換えの大臣承認の必要性についての議論の経過の説明があった。
- 国際交流委員会の活動状況について片倉担当理事より報告があった。特に国際学会への関与等が報告された。
10. その他
- 功労会員の創設について竹内より提案があり、たたき台を竹内が作成し,夏期理事会で討議する事とした。
- 小泉賞選考規定改定について,年齢規定等に関し意見交換が行われた。夏期理事会での継続審議とする事で了承。
- その他に地方会の在り方(北日本支部では平成20年度は地方会を開催しない)、理事選出規定等が取り上げられたが,何れも継続懇談となった。
以上
(文責:竹内 勤)